宇宙兄弟の内容あらすじをレビュー
宇宙兄弟の内容・あらすじをちょっとだけネタバレしてレビュー。
もはや国民的コミックの一つと言える宇宙兄弟。
作者は小山宙哉で、2007年からモーニングで連載されています。
その名前からバリバリのSF作品を創造する方が多くいますが、SFというよりは、魅力的な登場人物が織りなす人間ドラマ、そのサクセスストーリーに焦点が当てられている作品です。
物語は、南波六太とその弟、日々人の兄弟がUFOを目撃し、宇宙飛行士になろう!と誓い合うところから始まります。宇宙兄弟の名の通り、宇宙を志す二人にスポットが当てられています。
それから月日がたち、弟の日々人は無事、宇宙飛行士になる夢を叶えますが、兄、六太は勤めていた会社をクビになるなど、情けない日々を送っていました。
そんな六太のもとへ、ある日JAXAから宇宙飛行士選抜試験の、書類選考通過の通知が届きます。
当然のことながら戸惑う六太。
実はそれ、弟の日々人が勝手に応募したものだったのです。
いつしか幼いころの「宇宙飛行士になる」という夢を忘れかけていた六太は、宇宙飛行士になるため、そこから奔走していくことになります。
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挫折や困難を超える描写に心打たれる宇宙兄弟
兄より弟の方が優秀、というのは世間にはよくあるパターンですが、南波兄弟も御多分に漏れずそのパターン。
兄の六太は、優秀な弟を追う形で、幾多の試練を乗り越え、無事宇宙飛行士となります。
晴れて「兄弟そろって宇宙飛行士になる」という幼いころの夢を叶えた南波兄弟ですが、弟の日々人はある事故をきっかけにパニック障害を患い、宇宙に行けない体になってしまうのです。
しかし、周囲の支えを糧に、必死にそれを乗り越えようとする日々人。そして二人は「兄弟そろって月面に立つ」という新たな目標に向かって進み続けるのです。
宇宙兄弟の魅力の一つは「人の挫折」にしっかりと目が向けられていることです。
人が本当に何かを学ぶのは、ハッピーな時ではなく、どん底の状態の時。
その中で何かを学び、次へとつなげるのです。この漫画ではそれが実によく描かれています。
また、その挫折の中で触れる人のやさしさも良く描かれており、読んでいて、涙が出てしまうというシーンはいくつもでてきます。それが宇宙兄弟の魅力の一つですね。
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思わず応援したくなる「宇宙兄弟」の登場人物達
そして、なんといっても主人公の六太が、程よく抜けている「宇宙兄弟」。
そのキャラが漫画にいい味を出しています!
冒頭で会社を首になる理由が「上司に頭突きをする」というものなのですが、これで大体どんな人物かわかってもらえるでしょう(笑)
そんな六太の性格もあり、感動できるのに、しっかり笑える、という内容になっています。
宇宙が舞台という事で、完璧な人間ばかりが描写されるかと思いきや、クセの強い人物がたくさん出てきます。
ただ、みんな宇宙に対する情熱はホンモノ、作品にのめり込み応援したくなること間違いなしです。
「夢を追う」というテーマにふさわしく、読んでいて、忘れていた大切な何かに気づかされるような作品です。
最近何かとやる気が出ない…というそこのあなた、自分を鼓舞するのには、もってこいの漫画でですよ。
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