伊調馨選手・栄和人氏のパワハラ問題に物議をかもしかねない谷岡郁子氏の発言

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伊調馨選手の栄和人氏へのパワハラ告発が話題になっていますが、ここでレスリング協会副会長の谷岡郁子氏が物議をかもしかねないツイートをしています。

陰湿なパワハラ体質が中心にあって、沙保里はじめこれだけの強くも明るく、爽やかなチャンピオンたちが育つと思いますか?栄監督の指揮の下、高校生、大学生でこの9年余、退部者は1人もいません。事実が人間性の証明。

これは非常に思慮に欠ける発言だと問題視する声も。

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結果を見ればわかるだろ?というスタンス

恐らくレスリング協会副会長の谷岡郁子氏もそこまで意図してはいないかもしれませんが、上記の発言で注目される一つのポイントとしては、「誰も辞めていないんだから問題あるわけないでしょ?」という事。

「結果としては辞めていない」という発言は、辞めさせないためのえげつない根回しがあるかもしれない、という事を聞いた人に連想させます。

じゃあどんな根回し・工作が、というのはこの一文からはわかりませんが、そう思わせてしまう時点で、責任ある人の発言としてそぐわないものでしょう。

個人的には「高校生・大学生で一人も辞めてないなんてあるのだろうか?やむを得ない事情、家庭の事情等で辞めた人は少なからずいるとは思うが、大ぶろしき広げたな」という所感が先にきましたが。

伊調馨選手の人権を無視するスタンス

また、本当に重要な部分から視点をそらしているのが、この発言の一番気になるところ。

例えば、従業員100人を抱える社長が、99人に対し共に良い関係を築き、ある意味人格者だと言われるような状況だったとします。

しかし、その社長、たった一人の社員に対しては本人が深く傷つくレベルで執拗にパワハラを繰り返していたとします。

皆さんはその社長に対してどのような印象を持つでしょうか?

また、他の99人とはうまくやっているんだから、一人の犠牲くらい目を瞑るべき、と思うでしょうか。

さらに言えば、99人とうまくやっているんだから、一人の社員にパワハラをしている事実などあるはずがない、と錯覚をしてしまうでしょうか?

今回のレスリング協会副会長の谷岡郁子氏の発言はこういう誤解を招く内容です。

伊調馨選手本人から「パワハラがあった」という告白があがっているのにも関わらず、その事実を無視して、「他の選手とはうまくやっているんだからそんな事あるはずないでしょ?」と私見で塗りつぶそうとする発言です。

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パワハラという定義と、今回のパワハラ騒動の焦点

一般的には「本人がパワハラと感じたら」というのがパワハラの定義です。

第3者の谷岡郁子氏が、「私には判断ができないが、本人がそう感じた」というならまだしも、「パワハラはない」と断言するのは、一人の人権を全く否定する事に繋がります。

ましてや相手の伊調馨選手は金メダリスト。

肉体的にも精神的にも充足していなければ、ある分野でトップに立つことは難しいと思いますが、そんな人物の告発に対して、強気にでたなと感じさせる内容でもあります。

今回の焦点は、栄和人氏にパワハラ体質がある、もしくは協会にパワハラ体質がある、というものではありません。

むしろ協会や、栄和人氏が他の人に対してどうだったか、とかを混ぜ込むと話が不透明になっていまいます。

シンプルに、伊調馨選手に対して栄和人氏のパワハラがあったのかどうか、他は一切置いておくべき話です。

もちろん谷岡郁子氏も思惑があっての発言だとは思いますが、今後の立ち回りが気になるところです。

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