ゴーン声明、日産クーデター黒幕は誰!政府関係者?ルノーが原因?証拠は!

カルロス・ゴーンを追い詰めた黒幕はわからず

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日本時間2020年1月8日に報道されたカルロス・ゴーン氏の声明発表。

今回注目されていたのは、カルロス・ゴーン氏逮捕に至った経緯について、本人が語る真実。

カルロス・ゴーン氏曰く、今回の逮捕は日産によるクーデターであると報道されていましたが、果たしてそう思う理由はなんなのか、証拠はあるのか。

そしてそのクーデターには日本の権力者・政治家が関与していると語っていましたが、それが誰で、何故日産のクーデターにかかわっていたのか。

1年に及ぶ一連の騒動の真相について、国内外から注目が集まっていました。

そしていよいよ語られたその内容について、情報を見てみましょう。

声明の内容

世界中が注目していたゴーン氏の声明ですが、序盤はわけもわからずに逮捕されたこと、そしてその後不当な扱い・拘束を受けた事をあらためて説明していました。

自分がなんの罪を問われているのかもわからないような状況で、8時間にも及ぶ尋問を受け、「自白しなければ自由にはならない、家族も同様だ」という圧力をかけられたことも話しています。

そうしてゴーン氏が受けた迫害ともいえる扱いについて話を続け、話は家族についても触れられました。

やがて、レバノンに逃亡した理由に話が及び、公正な裁判を受けるために他に手段がなかった、日本の司法制度の中では正当に戦えないと感じたと口にします。

裁判の日も決まっていない中で不当な捜査・扱いがされ、記者会見も阻止され、精神状態を追い詰められ、すべての行動を監視されていた事について話が続きます。

そうした発言の合間合間に、自分は潔白である事・無実である事を繰り返し織り交ぜながら声明を続けていきます。

次第に話は近年の日産の業績状況に及び、西川氏にマネジメントを譲った経緯などが語られます。

そしてルノーが日産の株式を所有する事、それによりフランス政府が関与してくる事、その事に日産や日本政府内からの不満が生じてきたという背景が明かされます。

カルロス・ゴーン氏が語る政治家の関与

いよいよ本題に迫り、カルロス・ゴーン氏の日産クーデターに関わっていた政治家であろう人物について話が及びました。

しかし、ゴーン氏はその存在をほのめかしながらも、「レバノン政府と国民に感謝をしている、だから迷惑のかかる発言は控える」と名前をあげる事はしませんでした。

クーデターに関与していたのは西川元社長・豊田社外取締役、川口元副社長、今津元監査役らだと、関係者数名の名前は挙げたものの、結局一番重要な黒幕の情報は発表されなかった事になります。

カルロス・ゴーンの声明は本当なのか

政治家、もしくは権力者の誰ががクーデター関与したという事実がカルロス・ゴーン氏の声明によって明らかになったものの、現時点でその決定的な証拠までが示されたとは言い難い状況。

今回の一連の騒動で我々が混乱している理由は、

「情報が一部しか公開されていない」という現状。

カルロス・ゴーン氏逮捕についても、容疑はあるが証拠がない、という報道ばかりで何が真実なのかわからない状況でした。

カルロス・ゴーン氏逮捕後、当時保釈の条件を満たしているにも関わらず、難癖に近いいいがかりで勾留期間を延長させられていたのは多くの方が報道でご存知の通り。

その件についても、

「ここまで検察側が動いているのにカルロス・ゴーンは往生際が悪い」

「証拠がないのに何故延々とゴーンを拘留するのか」

「そもそも本当にカルロス・ゴーンは法に触れたのか」

と様々な意見が飛び交っていました。

しかし、結局決定的な証拠はない、という事のみが繰り返し報道されるだけで、詳細をぼかされたような情報しか漏れてきませんでした。

もしこれが政治家や権力者の関与によるものだとしたら、結果メディアまで巻き込んだ情報操作をしていた事にも繋がるため非常に由々しき事態です。

当時の検察側の証言は何も説得力をもたない事になります。

この1年世間が翻弄された理由は、決定的な証拠や裏付けがない不透明な状況が続いたからに他なりません。

一方で、今回のカルロス・ゴーン氏の声明についても、決定的に西川氏や名前を伏せられた権力者が関与していた事をどう証明するかが焦点になるのは明らかです。

なんにせよ、カルロス・ゴーン氏が悪事を巧妙に隠し通してきたために事体が進展しなかったのか。

それともカルロス・ゴーン氏があらぬ疑いをかけられ、そこに政治家や権力者も関わっていたのか。

その真実がこれからようやくわかってくる段階になったと言えます。

これまでも黒幕の関与を伝えようとしていた

ちなみにこれまでも日産クーデターの関係者について、ゴーン氏が情報を発信しようとしていた事もありました。

逮捕後に動画で声明を発表した事がありましたが、その時に関係者の名前を挙げていたという情報もあります。

しかし動画は関係者のチェックが入るため、実際に発信された動画では肝心の関係者の名前は報道されませんでした。

このように、日本にいる限り、先方に不利益な情報は全てカットされてしまう、真実を述べる事もできない、そう感じてのレバノン逃亡という経緯も窺い知れてきます。

証拠が出てこなかった理由は

まだ正式にカルロス・ゴーン氏と検察側のどちらの証言が本当なのか、正しく判断できる状況ではないものの、いくつか気になる事もあります。

その一つは、カルロス・ゴーン氏の容疑について証拠が出てこなかったという点。

逮捕後、局面が変わらないのにも関わらずゴーン氏は勾留の延長までされ長期拘束されていました。

金融商品取引法違反及び、特別背任罪の容疑をかけられていたゴーン氏。

当時は「勾留さえしておけば、時間の問題で証拠が出てくる、と検察側は考えているのだろう」とコメンテーターも声を揃えて発言していました。

しかし実際には証拠は出てこず、やむなく保釈という結果になっています。

何故証拠が出てこなかったのか、という事を考えるのであれば、結果は二つです。

カルロス・ゴーン氏が巧妙に隠したか。

もしくはもともと容疑をかけられるような事実はなく、こじつけで容疑に関する証拠をでっちあげようとしたが、失敗に終わったか。

当時は「ゴーンが上手く証拠を隠蔽したのだろう」「日本の検察は無能なのか」と思ってた方も多いかもしれません。

しかし名前は伏せられているものの権力者のの関与が声明で発表された今、証拠をでっちあげようとした可能性が大きく膨れ上がりました。

もしそうならば検察の在り方さえ疑われる今回の騒動。

これから本当の争いがやっと始まりそうです。