朝ドラ史上、イライラしたヒロインTOP20
頑張っている主人公だからといって、すべての行動を応援できるわけではありません。
善意がおせっかいに見えたり、夢を追う姿が周囲を振り回しているように感じられたり。今回は、そんな「応援したいのに、言動が引っかかる」という視点から、朝ドラのヒロインを振り返ります。
20位 井上真央『おひさま』/須藤陽子

明るく善良な主人公なのは分かるけれど、理想的なヒロインとしての描かれ方に乗れないと、少し窮屈に感じる。周囲を照らす存在として見ることを求められるより、もっと迷いや弱さに共感したかった。本人の行動の悪さではなく、「いい人」としての見せ方に引っかかるタイプです。ファミ劇
19位 堀北真希『梅ちゃん先生』/下村梅子

困っている人を放っておけない優しさも、相手の問題に踏み込みすぎるとおせっかいに見えてしまう。助けたいという気持ちは理解できても、まず相手がどうしたいのかを聞いてほしい。親切な主人公として応援したい一方、人との距離の取り方が気になります。NHK出版
18位 杏『ごちそうさん』/卯野め以子

食べることにも、好きな人にも一直線。その情熱が魅力なのは分かるけれど、勢いが強すぎると、周囲まで自分のペースに巻き込んでいるように感じる。悠太郎を追って大阪へ嫁ぐ行動力も、頼もしさより危なっかしさが先に来ると、落ち着いて応援しにくい。ファミ劇
17位 吉高由里子『花子とアン』/安東はな

英治に妻がいるという事情が絡む恋愛は、二人の気持ちだけを見て応援することが難しい。翻訳家として成長する姿を楽しみにしていた分、恋愛の行方に気を取られる展開がもどかしい。恋をする気持ちへの共感と、その関係を祝福できるかどうかは別です。NHKオンデマンド
16位 中越典子『こころ』/末永こころ

心意気で飛び込んでいく姿は頼もしくても、気持ちだけで何でも解決できるわけではない。考え込むより行動する性格だからこそ、もう少し立ち止まって周囲の事情を整理してほしくなる。熱意には共感できても、その進め方まで納得できるとは限りません。浅草情報何でもお任せ/浅草い~とこ/asakusa-e.com
15位 倉科カナ『ウェルかめ』/浜本波美

憧れの編集者になったのに、雑誌の配達を任されて戸惑う姿には、まず目の前の仕事を覚えてほしいと感じる。理想と現実が違うのは分かるけれど、地道な仕事も雑誌を届けるためには必要。華やかな仕事への期待より、働く姿勢を見せてほしくなります。NHKオンデマンド
14位 榮倉奈々『瞳』/一本木瞳

ダンサーになる夢を応援したい一方、里子たちの親代わりを担うなら、自分の都合だけでは動けない。本人も成長途中だからこそ、子どもたちを支える立場とのギャップが気になる。夢を追う熱意と、人の生活を預かる責任の両方を、もっと落ち着いて見せてほしい。NHKスクエア
13位 高畑充希『とと姉ちゃん』/小橋常子

会社を守りたい気持ちは分かるけれど、花山に無断で広告を載せる進め方には納得しにくい。花山が譲らないことにも問題はあるものの、完成してから受け入れてもらおうとする方法では信頼が傷つく。経営者としての苦労に共感しても、強引な決断には引っかかります。WEBザテレビジョン
12位 福原遥『舞いあがれ!』/岩倉舞

パイロットになる夢を応援していたからこそ、父の工場を支えたいと語る姿には複雑な気持ちになる。家族思いなのは分かるけれど、自分が積み重ねてきた努力まで後回しにしてほしくない。優しい主人公だからこそ、周囲のためだけではなく、自分の夢も大切にしてほしくなります。Mantan Web
11位 三倉茉奈『だんだん』/田島めぐみ

活動方針への不満があったとしても、コンサートで突然解散を宣言するのは強引に感じる。一緒に歌ってきたのぞみや、応援してきた人の気持ちはどうなるのか。自分の進む道を選ぶことと、周囲を巻き込む決断を一人で進めることは、分けて考えてほしい。ウィキペディア
10位 藤澤恵麻『天花』/佐藤天花

保育士として成長していく姿を見たいのに、竜之介との恋愛が気になると、仕事の物語に集中しにくい。優しさや純粋さだけではなく、天花自身が何を考え、どんな人生を選びたいのかをもっと感じたかった。恋愛と仕事の両方を描く中で、主人公の軸が見えにくいというもどかしさです。ウィキペディア
9位 芳根京子『べっぴんさん』/坂東すみれ

娘を心配する気持ちは理解できても、反発するさくらを強引に連れ帰ろうとし、手をあげる場面は見ていてつらい。まず、なぜ家に帰りたくないのかを聞いてほしい。母親としての思いが強いほど、娘の気持ちが置き去りになっているように感じます。Mantan Web
8位 葵わかな『わろてんか』/藤岡てん

藤吉を信じたい気持ちは分かるけれど、彼の手紙に書かれた旅芸人としての活躍が嘘だったと分かっても、恋が進んでいくことには引っかかる。好きだから受け入れるだけでなく、信頼をどう取り戻したのかを見せてほしい。ひたむきさが、相手に甘いだけに映るともどかしい。ウィキペディア
7位 夏菜『純と愛』/狩野純

正しいことを言っていても、言葉がきついと素直に応援できない。相手を変えようとする前に、もう少し話を聞いてほしくなる。公開アンケートにも、純の身勝手に見える行動や、共感しにくさを指摘する回答が掲載されています。正義感の強さより、人への接し方が気になる主人公です。女性自身
6位 橋本環奈『おむすび』/米田結

困っている人を助けたいという方向性には共感できても、結の行動一つ一つに納得できるかは別。公開アンケートでも、女優本人は嫌いではないとしながら、役柄の性格や行動に共感できなかったという回答がありました。善意を持つ主人公だからこそ、その決断に至る気持ちをもっと丁寧に見せてほしい。女性自身
5位 永野芽郁『半分、青い。』/楡野鈴愛

幼なじみだからといって、律が自分のものになるわけではない。清との口論で独占するような言葉をぶつける場面は、傷ついた気持ちを理解しても受け入れにくい。率直で不器用という説明だけでは納得できず、律自身の気持ちや、相手との境界をもっと大切にしてほしくなります。Mantan Web
4位 黒島結菜『ちむどんどん』/比嘉暢子

元気で真っすぐなことと、職場で言いたいことをそのままぶつけることは違う。仕事を覚えている途中でオーナーに食ってかかる姿には、まず自分の立場や役割を理解してほしいと感じる。夢を応援したいのに、勢いの強さや言い方が気になってしまう主人公です。オリコンニュース(ORICON NEWS)
3位 広瀬すず『なつぞら』/奥原なつ

周囲に助けられる場面があるからこそ、その厚意をどう受け止めているのかをもっと見たかった。放送当時の批評でも、お礼が伝わりにくい場面や、娘の「ありがとう」をめぐる描写が取り上げられています。
苦労してきた背景は理解できても、それで人への接し方がすべて気にならなくなるわけではない。夢をかなえる姿以上に、支えてくれる人を大切にする姿が見たいという不満です。ぴあエンタメ情報
2位 土屋太鳳『まれ』/津村希

パティシエを目指して市役所を辞めたのに、思い出の店のケーキが理想と違うと採用を断る。そのこだわりは分かるけれど、仕事を辞める前に確かめられなかったのかと感じてしまう。
夢を持つことが悪いのではなく、大きな決断の進め方が危なっかしい。世界一を目指すという言葉より、現実と向き合う段取りや、教わる立場としての覚悟を見せてほしくなります。Navicon
1位 上白石萌音『カムカムエヴリバディ』/安子

娘のために頑張ってきた姿を見ていたからこそ、るいとの誤解を残したまま離れてしまう展開には、気持ちが追いつかない。公開された視聴者の感想にも、アメリカへ行く決断より先に、娘の誤解を解くためにもう少し向き合ってほしかったという意見がありました。アメーバブログ(アメブロ)
追い詰められていた事情は理解できても、親子のすれ違いが決定的になる流れには、別の道はなかったのかと思ってしまう。安子を応援していたからこそ、その選択が悔しく、娘の側にも気持ちが向いてしまう。嫌悪感だけではなく、強いもどかしさが残る主人公としての1位です。
主人公に求めたいのは、失敗しないことでも、いつも正しくあることでもありません。
間違えたときにどう向き合うのか。助けてくれた人に何を返すのか。自分の夢を追うとき、周囲の気持ちも大切にしているのか。
そこに納得できないと、応援したかった気持ちが、いつの間にかイライラへ変わってしまいます。あなたが、最後まで素直に応援できなかった朝ドラのヒロインは誰でしょうか。