こどもちゃれんじをやめた理由
進研ゼミの幼児版、「こどもちゃれんじ」
進研ゼミ同様、通信教材業界で高いシェアを誇る皆さんご存知のサービスですね。
CMもよく見かけますし、ママ同士の口コミを聞いたり、ネットでの情報を見た事ある方も多いでしょう。
我が家でもこどもちゃれんじを利用していました。
が、今回は「こんな理由があって、こどもちゃれんじをやめました」というお話です。
先に言っておくと「こどもちゃれんじなんてやる必要ねーぜ」なんていうディスった話ではありません。
こどもちゃれんじってこんなサービスですよ、というように、どんなところがいいかというについても説明していきます。
一方、こんなところが合いませんでしたという、実際にこどもちゃれんじを利用さいた感想も挙げていきます。
つまり「こういう方にはこどもちゃれんじが合いますよ」
「こういう方にはこどもちゃれんじ合わないかもしれません」
といったお話をしてきます。
これからこどもちゃれんじを始めようかな、という方にも、今こどもちゃれんじを利用しているけど今後どうしようかな、という方にもご参考頂けると思いますので、是非お付き合い下さいませ。
こどもちゃれんじの特徴
まずはこどもちゃれんじの特徴について。
既にご存知の方もいると思うのでさらっとご説明を。
こどもちゃれんじは月ごとに教材が送られてくる通信教材サービス。
月々の金額は2000円~(※1年分まとめ払いだと月々換算1600円ちょっとになるため、少しお得になります)
送られてくる内容ですが、エデュトイといういわゆる付録と、絵本・ワークブック(簡単なドリルみたいなもの)、そして親向けの情報冊子です。
たまに動画DVDなどがついてくることもあります。
こどもちゃれんじでは年齢ごとに教材がちゃんと用意されています。
0~1歳はこどもちゃれんじbaby
1~2歳はこどもちゃれんじぷち
2~3歳はこどもちゃれんじぽけっと
3~4歳はこどもちゃれんじほっぷ
4~5歳はこどもちゃれんじすてっぷ
5~6歳はこどもちゃれんじじゃんぷ
途中から始めても年齢に応じて開始できるため、その点は心配いりません。
しまじろうがキャラクターとして採用されていて、子供にとって馴染みやすいのも特徴ですね。
こどもちゃれんじの教材の質は高いのか
さて、ここからこどもちゃれんじの内容について深堀りしていきましょう。
まず毎月送られてくるエデュトイ・ワークブック・絵本・親向け冊子の質は高いのかというポイント。
このあとそれぞれについて解説もしていきますが、全体としての総評は「こどもちゃれんじの教材の質は高い」、です。
これについてはさすがベネッセというところで、同じ値段を払って市販でエデュトイ・ワークブック・絵本・親向け冊子を揃えようとしても難しいです。
そもそも教材はベネッセの独自ブランドで作りこまれているため類似品がありません、そういう意味で揃えようとしても難しいという意味もありますが。
付録のエデュトイは材質的にもしっかりしたものが多いですし、絵本もちゃんと作りこまれています。
ワークブックも子供にもわかりやすく構成されており、親向け冊子にもいろんな情報が載っています。
もう、さすがは進研ゼミのベネッセさんですな、と感嘆するばかりです。
それでは教材についてそれぞれ細かく補足していきましょう。
こどもちゃれんじの付録、エデュトイ
こどもちゃれんじの一番の目玉、付録のエデュトイ。
これはベネッセ側も力を入れているポイントなんでしょうね、ガチで本格的なものが送られてきます。
月によっては「あれ、これ月謝の金額より余裕で高価なんじゃ?」って時もあります。
流石にこどももテンション上がりますよね。
親目線で言うと、「ちゃんと安全に配慮されているな」というのが嬉しいところ。
小さいうちはうっかり飲み込んだりしないかな、とか。
すぐ汚れたりしないかな壊れたりしないかなとか。
散らかりやすかったり無くしやすかったりしないかな、とか。
親としてはそういう点も気になってしまうもの。
でもちゃんと子供が安心して遊べるように配慮されているのが伝わります。
また、特徴として以前送られてきたエデュトイが後々送られてくるエデュトイと組み合わせて機能する場合もあります。
最初に車のエデュトイが送られてきて、後々その車にのせるキャラクターが送られてきたり、といった感じですね。
何よりエデュトイのポイントは、学びながら考えるためのおもちゃであるということ。
ワークブックと組み合わせていろんな事ができたり、大きくなると時計や文字について学んだりもします。
知育玩具ってお店で扱っている種類も限られるので、この点はなかなか重要なアピールポイントですね。
こどもちゃれんじの絵本
小さいうちはこどもちゃれんじに絵本がついてきます。
トイレについてだったり、ご飯についてだったり、子供に適したテーマで作られています。
しまじろうなどおなじみのキャラクターも登場するので、馴染みやすいですね。
絵本も完全オリジナルで、よく作っているなぁと感心します。
たまに仕掛け絵本になっている事もありますね。
材質についてですが、丈夫な市販の本には至らないけど、しっかりした紙なので簡単には破れません。
こどもちゃれんじのワークブック
毎月送られてくる、絵本じゃない方の本。
小さいうちは絵本の延長みたいな感じですが、大きくなるにつれ色々書いたりするようになってきます。
また、エデュトイと連携している事もあり、いろいろ楽しめるようになっています。
こちらもしまじろうなどが登場する完全オリジナルの冊子になっています。
こどもちゃれんじの親向け冊子
保護者に向けて色々な情報が載っている小冊子です。
育児に関するアドバイスや、親御さんの悩み相談がのっていたりと、様々な情報がのっています。
自分では調べないような情報も載っていたりするので、なかなか新鮮だったりします。
こどもちゃれんじの特典
また、上記とは別にこどもちゃれんじの特典が届く事があります。
例えば入会時や、4月の新年度開始の時ですね。
ちょっと豪華なエデュトイなどが届きます。
こどもちゃれんじの金額(月謝)
これらの教材(得点)が毎月届いてお月謝は、小さいうちは2000円から、大きくなって年長の頃になると2300円ちょっと。
(※前述の通り年まとめ払いにするともうちょっと安くなります)
通信教材としては安い方でしょう、もっとも小学校・中学校になると月謝の平均があがるので、こどもが小さいから、というのも言えますが。
こどもちゃれんじを辞めた理由
さて、まずこどもちゃれんじの特徴を、実際に利用していた者としていいところを並べてみました。
これらは実際私が感じたことなので変に誇張しているつもりはありません。
全体的に見てこどもちゃれんじの質が高く、オリジナルコンテンツでよく作りこまれており、月謝分の価値は十分にあります。
もしこどもちゃれんじをまだ申し込んでいない方で、「えっ!こんなにいいならやりたいんだけど」という方はここから先は読まず、申し込んでみていいと思います。
誓って言いますが、嘘は言っていませんので。
ただ今回の記事はここからが本番。
「じゃあ、なんで辞めたのよ」っていう話です。
これはこどもちゃれんじにこんな問題がある、という話というよりは、「こどもちゃれんじを利用する家庭の属性」の話だと思ってください。
つまり、ここまでは「こどもちゃれんじってこんないいところがあるよ」っていう話。
ここからは「でもこんなご家庭にはあんまりむいてないかもよ」っていう話です。
エデュトイは本当に必要なのか
まずはエデュトイについて。
先に説明した通り、確かに質は高く、安心安全、しかも思考を刺激する付録になっています。
しかし、まぁ当然なんですが「やばい、このエデュトイ使ったらうちの子が天才になった」っていうレベルではありませんw
何が言いたいかというと、「確かに知育玩具としてはいいけど、こどもちゃれんじのエデュトイでしか学べないという特異性まではない」という事です。
色や形について学んだり、時計や文字を覚えるにしても、他にいくらでも方法はあるんですよね。
そう考えると、おもちゃとしても知育玩具としても中途半端だなと感じるようになりました。
「どうせおもちゃを与えるなら、知育機能も備えたものの方がいい」というご家庭にはもちろんぴったりです。
ただ、「どうせおもちゃを与えるなら、子供が本当に欲しいものを与えたい」というのがうちの、というか私の主義でした。
「じゃあ月謝分で子供た本当に欲しいおもちゃ買った方がよくない」ってなっちゃったんですね。
小さい時に色や形を教えるのであれば、散歩してお話していくなかでも学べますし、時計なんかも学習に特化したキットも売ってますしね。
じゃあエデュトイじゃなくても全然いいじゃんってなりました。
エデュトイに飽きちゃう
そしてこれは結構多くのご家庭であるようなのですが、「こどもがエデュトイに飽きる」ということ。
どんなおもちゃであってもこどもはいずれ飽きちゃうのうで、しょうがないといえばしょうがないんですけどね。
うちの場合ですが、他のおもちゃより飽きるのが早かったです。
それもあって「じゃあなおさら子供が好きなおもちゃ買った方が、長く遊ぶじゃん」という考えに繋がったわけです。
たまにエデュトイがしょぼい月がある
先述の通り、エデュトイについて「月謝以上の付録がついてきた!」と感じるときもあります。
ただ、実は逆もしかりで「今月のエデュトイ、ちょっとしょぼくない?」と感じる時もあります。
ベネッセ側もそういうところを上手く調整しているんでしょうね、じゃないと月謝に対してバランスが取れなくなっちゃいますからね。
絵本は市販の方が良かった
こどもちゃれんじの絵本はよく作られていると思うのですが、やはり市販の絵本の方がしっかりしてます。
何気に絵本って物凄くクォリティが求められる作品だと思うんですよね。
それは絵が上手いとかではなく、「子供に伝わるかどうか」という点において。
子供にもわかる言葉で、子供にもわかる絵で、時にはストレートに、時には遠回しに、いろんな方法を使いテーマを伝えていく。
子供の心に入り込んでいく必要がある絵本って本当に質が求められるものだと思います。
そう考えると、本屋さんで売られている絵本って長年愛され続けてきた作品だったり、絵本作家さんがめちゃくちゃ苦労して練り込んだ作品だったりと、素晴らしいものばかりです。
そういう絵本と比較すると、よくできているとはいえこどもちゃれんじの付録絵本はどうしても見劣りしてしまいます。
「あのお月謝で貰える絵本としては質がいい、でもどうせ絵本を買うなら子供の心に残るものがいい」
だんだん、そう感じるようになってしまいました。
ちょっと物足りないワークブック
ワークブックについてですが、最初に触れたとおり、色々と盛り込みながらオリジナルコンテンツでよく作りこまれています。
でも「勉強させたければ図鑑買ったり、ドリル買ってきた方が本格的にできる」と途中で考えるようになりました。
「なんとなく読んでいて、色々学べる」というのがこどもちゃれんじのワークブックの長所だと思いますが、ガッツリやり込むような内容ではありません。
年齢が上がるにつれ、学習の量もレベルも上がりますが、小さいうちはどうしてもそうはいきません。
別に読まなくなった親向け冊子
親向けの情報が色々載っている情報冊子。
多くの親が抱えるであろう相談事が載っていたり、結構ママさんにとっては有益な情報も多いのではと思います。
ただ、本当に必要な情報ってパソコンで調べたりするし、時間を使って読むならがっつり本を読みたいので、結局全然読まなくなりました。
膨大なページではないので、意外とさらっと読めるんですけどね。
ママさんたちの話を読んで、共感共有を得たい方には結構お勧めだったりします。
だんだんかさばってくる
こどもちゃれんじを続けていくと、エデュトイ・絵本・ワークブックがかさばってきます。
これも当然と言えば当然なのですが。
そこまで場所を取るワケではないのですが、本当に残しておきたいものだけを残す主義なので、いっつも捨てるかどうか迷ってしまっていました。
それで結局残しておくんですけど、子供は全然使わないし、やがて捨てることに。
でもそうすると「結局捨てるものを頼んでたのか」と超ネガティブに考えちゃうんですよね。
質が高いのと、必要なのとは別問題
さて、これまでの話をまとめるとこんな感じです。
「こどもちゃれんじはお月謝の割にたくさんの質の高い教材が届きますよ」
「でも質が高いからと言って、本当に必要かどうかはよく考えましょう」
最初に触れたとおり、こどもちゃれんじの教材はよく作りこまれています。
でもおもちゃとして、絵本として、ワークブックとして、それぞれ子供が本当に欲しいもの・与えたいものかどうかというと、我が家の場合はちょっと違いました。
子供が本当に喜ぶおもちゃをあげたいし、素晴らしい絵本に触れてほしいし、勉強する時はちゃんと打ち込む、そうしたいなと考える我が家には合わなかったと言えます。
逆にお買い得におもちゃ・絵本・ワークブックを揃えたい、という方には超おすすめなのは間違いないんですけどね。
月謝分のお金をどう使うか、という視点
こどもちゃれんじを続けるかどうかを考えたとき、ポイントになったのは月謝分のお金で何ができるか、という事。
約2000円のお月謝でこどもちゃれんじを続けるか、それとも月2000円という金額を子供に他の方法で使うか、という事ですね。
これは結構シンプルな話で、例えば2000円で子供が欲しいおもちゃを買ってあげて、絵本も買うとか。
もしくは今月は2000円のおもちゃを買って、来月絵本を2冊買うとか。
2000円をどう子供に使うか、という事を考えたわけです。
2000円の具体的な使い道を考えたときに、こどもちゃれんじ、どっちがいいのかなと比べてみました。
だいたい年で1万5千円ですから、そういう尺度でも考えてみたりしながら。
そうすると、結構色々できるんですよね。
じゃあ、こどもちゃれんじじゃなくてもいいか、ってなっちゃいました。
こどもちゃれんじをやめて具体的にどうしたか
そういう考察を経て、結局我が家ではこどもちゃれんじをやめることにしました。
ここからは、「じゃあこどもちゃれんじをやめて、その後どうしたの」という事について触れていきます。
実はこどもちゃれんじを辞めたあと、すぐ別の通信教材に申し込みをしました。
我が家で新しく申し込んだのは「ポピっこ」
ポピーの幼児版ですね。
進研ゼミ・こどもちゃれんじの方が知名度が上だと思いますが、我が家ではこのポピっこに非常に魅力を感じていました。
「これなら『勉強の習慣』が身につくのでは」、と。
ポピっこの特徴
ポピっこの特徴について簡単にご説明するとこんな感じ。
・エデュトイのような付録はなし
・絵本もなし
・ワークブックが毎月送られてくる
・さらにドリルも送られてくる
子供チャレンジと比べると、付録・絵本がつかないかわりに、ワークブックとドリルが送られてくる、という内容です。
幼児で勉強主体の通信教材はなかなかないという事もあり注目していました。
ワークブックもついてくるのですが、我が家的なお目当てはドリルの方でしたね。
ポピっこ、こどもの反応は
さてポピっこについて子供の反応はどうだったかというと、最初はあまり興味を示しませんでした。
「こどもちゃれんじと同じなんでしょ」と冷め冷めの状態です。
いやいやいや、これはドリルなんだよ、いろんな問題が載ってるんだよ、と説明します。
それでもまだ「ふーん」という反応。
ただ、うちの子は単純なので、「まぁ、まだ君には難しいかもねw」と囁くだけで「なんだとぅ」と取り組んでくれました。
ポピっこのドリルの内容
ポピっこはこどもちゃれんじ同様、年齢にあわせて教材を送ってくれます。
ドリルの内容ですが、毎日1ページずつやるように用意されているんですね。
年齢によって違いますが、簡単な迷路だったり、間違い探しだったり、数を数えたり。
もちろん、年齢が上がると字を書いたり時計を読んだりもあります。
ポピっこのドリルがよくできているな、と思ったのが、シールを使ったり書いたりと、子供が興味を持って取り組めるよう内容を工夫されています。
難易度的に難しい問題はないものの、楽しんで取り組めるといった印象。
正直、難しさはそんなに求めていなくて、問題を解く・わかるという点に楽しさを感じてほしかったので、そういう意味でも丁度良かったですね。
とはいえ簡単すぎるわけでもありません。
ポピっこで勉強の習慣を
そんな感じで、最初はあまり興味を示していなかったものの、ポピっこのドリルを気に入ってガンガンやるようになりました。
むしろどんどんドリルを進めるため、数日で1ヵ月分が終わってしまうという有様。
そこで本屋さんで子供用のドリルを買ってきて普段からやるようになりました。
うちは公文の書き方教室・ヤマハの音楽教室にも通っているのですが、公文の宿題もヤマハの練習も一緒にやるようになったので、めちゃくちゃ助かりました。
勉強的にポピっこは効果あったのか
このように我が家ではこどもちゃれんじをやめ、ポピっこに路線変更したのですがその効果たるや絶大でした。
ポピっこのドリルでたくさん学ぶ、というより、ポピっこのドリルで勉強の習慣を身に着け、どんどん学習していった息子。
特に年長になってからは頑張っていて、最終的に就学前の状態で1年生の漢字はほぼ読めるようになり2年生の漢字の勉強を始めました。
また、計算も足し算引き算はもちろん、掛け算と簡単な割り算もできるようになりました。
個人的に漢字が読めるようになった事で子供の世界観が一気に広がったと感じています。
駅やお店など街中でいろんなものを読む・考える、という事をするようになったんですね。
読めない漢字は文脈から読み方や意味を想像したり、大人が当然のようにやっている事をやるようになりました。
また、掛け算を覚えたのも大きいですね。
計算についての感性がググっとあがるので、数字そのものに対する興味が増し、ものの値段や量・速さなど数字が関わる物事に以前よりも進んで触れ合うようになりました。
そうするとレシピを読みながら一緒に料理したり、いろんな変化も生まれます。
ポピっこでここまでできるようになったわけではありませんが、そのきっかけがポピっこだったため、もっと早くからやれば良かったとすら思っています。
気になるポピっこのお値段は
そんなポピっこですが、お値段は980円。
こどもちゃれんじの半額です。
しかも無料体験も可能ということで、子供の反応をみてから継続を決める事もできます。
同じ値段で書店でドリルを購入してもいいのですが、毎月届けてくれるためわざわざ本屋に行かなくていい・選ぶのに迷わなくていい、という利点もあります。
また、前述したとおり子供が楽しいと感じる内容になっているため、「まずはポピっこで勉強週間を身に付ける」という使い方が本当にオススメです。
子供が勉強楽しいと思っちゃえば、どんどん自分で学習するうようになりますからね。
ちなみに資料請求ももちろん無料なので、気になる方は是非チェックを!
一つだけお伝えしておくならば、我が家ではもっと早く始めれば良かったと後悔したので、早くやり始めると伸びしろももっと伸びると思います。