コストコの超人気商品「ディナーロール」!
コストコのベーカリー(パン)コーナーの中央あたりにドーンと何段にも積み上げられた、大袋入りのロールパンを見かけたことがある人は多いと思います。
そして実際に買った事がある人も多いのではないでしょうか。
「ディナーロール」は、コストコの定番人気商品のひとつで、ほんのり甘みのあるシンプルな小さめのロールパン。
ホテルやレストランのランチ・ディナーのコースについてくるパンのイメージです。
日本でよく見るバターロールと比べると中身がしっかり詰まっていて、焼き色はあまり濃くないのが特徴です。
コストコの本拠地アメリカでは、こういったロールパンをディナーロールと呼ぶのが一般的なんですね。
ベーカリーコーナーの商品は、それ以外にも色々な商品が入れ替わりで登場しますが、ディナーロールはいつ行っても必ず並んでいる、文字通りの看板商品といえます。
コストコ会員さんの中にはディナーロールだけを買いにわざわざコストコに行く人もいるのだとか。ディナーロールの人気っぷりが伺えます。
今回はコストコの超オススメパン、ディナーロールのオススメポイントや保存・解凍方法、食べ方アレンジについてお伝えしていきます。
これまでディナーロールを愛用していた方も、最近コストコやディナーロールが気になり始めた方も要チェックの内容です!
コストコ「ディナーロール」の価格とお得具合について
コストコの人気商品は、実は、年々値上がりし続けていることを知っていますか?
例えば、甘辛い味付けのお肉が人気の「プルコギビーフ」。
2013年には、100gが116円だったのが、2016年には148円に上がっていますので、標準的な1.8キロのパックが2000円ちょっとで買えていたのに、今では3000円近くなってしまいました。
ボイルされた大ぶりの海老が30~40尾とソースがセットになった「シュリンプカクテル」は、2013年には1パックが980円前後でしたが、2016年には1880円前後と、なんと約2倍のお値段になっています。
そんな中、ベーグルやマフィンなどのベーカリー商品は、わずかに量が減ったりはしているものの、数年前からほぼお値段据え置きという優れもの!
なかでもこのディナーロールは、一袋498円の中に、ロールパンが標準で36個入っており、1個あたり約14円という超お得な価格設定です。
お得な商品が多いコストコでもディナーロールはトップレベルでお得と言えます。
日本産のバターロールとコストコ「ディナーロール」を比較
日本のパンメーカーのバターロールは、一番安いタイプで一袋6個入り95円。
1個あたりの値段は約15円と、ディナーロールとほぼ同じくらいですが、1個の重さを比べてみると…
・日本のメーカーのバターロール 1個 約 27g
・コストコのディナーロール 1個 約 38g
と、コストコのディナーロールの方が1.5倍近いボリュームです。
育ち盛りのお子さんがいる家庭では、軽くてフワフワのバターロールなら2~3個くらいペロリと食べてしまうかもしれませんが、その点、コストコのディナーロールは食べごたえがあるので、同じ個数でもかなりお得といえますね。
コストコ「ディナーロール」の量について
あらためての説明になりますが、コストコのディナーロールは、大きな透明ビニール袋に、標準で36個入っています。
重量は約1350g!1キロ以上ものパンが入っているなんてちょっとスゴイですよね。
コストコはもともと「ホールセール」つまり飲食店などプロ向けの卸売り店なので、“ランチタイムのセットにつけるパン”といった用途を想定してこんなにたくさんディナーロールが入っているんです。
ディナーロールの形、基本はサイコロみたいな四角形ですが、やや丸っこいもの、三角に近いものなど、形やサイズにはバラつきがあります。たまに2個つながっていたりするのもご愛嬌。
コストコでは、会員1人に2人まで非会員の家族や友達などが一緒に入店できます(18歳以下の子供は人数無制限)ので、2人~3人でコストコに行くという人が多いと思います。
ディナーロールは36個入りなので、2人なら18個ずつ、3人なら12個ずつと、ちょうど割り切れる個数でシェアしやすいのもポイントが高いですね!
実際にコストコのディナーロールはシェアする人も多い人気商品です。
コストコ「ディナーロール」の保存方法について
ではここでコストコのディナーロールの原材料を見てみましょう。
・小麦粉
・砂糖
・植物油脂
・脱脂粉乳、
・卵
・食塩
・イースト
・乳化剤
・V.C.
以上がディナーロールの原材料です、若干 乳化剤やビタミンC等の添加物はありますが、保存料だらけというわけでもなく、その証拠に賞味期限は製造日から3日間となっています。
コストコの店頭には前日に焼かれたディナーロールが並んでいることも多いので、その場合だと、買った翌日には賞味期限が来てしまうことになりますね。
(※新鮮さにこだわる人は、コストコ店頭の棚の上の方や奥の方から、製造日が新しいものを探し出して購入している姿も見かけます。それが悪いわけではないのですが、手前のパンを落としたり、変形させることのないよう、マナーを守ってお買い物しましょうね。)
さて、コストコで買ったディナーロール、シェアするならともかく、家族で36個入りを消費する場合、保存方法はどうすれば良いのでしょうか?
ここではいくつかディナーロールの保存方法についてお伝えしていきましょう。
買ったまま袋に入れて室内に置いておく保存法
パンは常温で保存するのが一番風味が変わらなくて良いのですが、36個入りのディナーロールは、食べきる前に賞味期限が来てしまうことがほとんどでしょう。
賞味期限内であっても、常温保存していた場合、冬場は問題ないかもしれませんが、春夏にかけて気温の高い時期はカビが生えてしまう心配があります。
ディナーロールを冷蔵庫で保存する
室温よりはいたみにくいですが、それでも3日間で食べきれないことが予想されます。その場合、別の保存法を考えなくてはいけません。
また、冷蔵庫に入れておいたディナーロールを、袋ごと出してテーブルに置いておいたり、また冷蔵庫に戻したりを繰り返していると、ビニール袋の内側に水分が結露して付くことがあります。
パンに水滴がついてしまうと、そこがふやけたようになって味が落ちてしまいますので、冷蔵庫保存するのであれば、出し入れ時はすばやく取り出すようにしましょう。
場所も取るので、どちらにしても冷蔵庫に袋ごとバサッと入れて保存するのはあまりおすすめできません。
ディナーロールを冷凍庫で保存する
ディナーロールを冷凍庫で保存する!
この方法が一番おすすめの保存方法です!
パンは賞味期限内でも時間がたつにつれ風味が落ちてパサついてきます。
コストコでディナーロールを買ってきたらすぐ、小分けして冷凍してしまい、食べるときに解凍する方がおいしさを失わずに保つことができます。
ただし解凍方法にコツがありますので、この後の記事をチェックして下さいね。
まずは、今日明日に食べる分のディナーロールを小袋などに取り分けておきます。
基本的には常温のままの方がディナーロールのフカフカした食感がそこなわれないので、すぐ食べる分は、暑い時期以外はそのまま置いておきましょう。
次に、保存する分のディナーロールを、1個ずつ又は2~3個まとめて、食品用ラップでぴったり包みます。それをいくつか平らに並べた状態で、ファスナー付き袋(ジップロック等)に入れて冷凍します。3個×3列くらいがちょうどいいのではないでしょうか。
ディナーロールをラップで包むのがめんどくさい場合は直接ジップロックに入れてもかまいませんが、ちょっとした手間で美味しく保存できますので、できるならラップで包んで冷凍保存したいところですね。
パンは庫内の臭いを吸収しやすいですし、また保存中にラップが取れてしまったり、隙間が空いたりしていると、水分を奪われてしまい食べるときにパサパサになっていることもあるので、ひと手間かけて二重に包むことで、買ってきた時のおいしさを保つことができます。
ディナーロールのオススメ解凍方法
冷凍したディナーロールを解凍する時は、ラップで包んだ状態で、ほんのり温かくなる程度にレンジで加熱します。目安は30秒から40秒程度ですが、家庭用レンジは機種によってかなり温まり方が違いますので、最初は短い時間で色々試してみてください。くれぐれも解凍時に加熱しすぎないように!
ディナーロールに限らず、パンは長時間レンジで加熱しすぎると水分が飛んでカチカチになってしまいます。
解凍したいからといって焦りすぎは禁物ですので覚えておきましょう。
無事解凍できたら、そのまま食べてもOKですし、その後さらにトースターで軽く焼いても、外側がカリっと内側はふんわりとして美味しくいただけます。せっかく買ったディナーロール、保存を上手くしていつでも美味しく食べられるようにしたいですね、解凍の方法もチェックしておきましょう。
コストコ「ディナーロール」の一般的な食べ方
ディナーロール=食事パンという位置付けなので、基本的には、お肉や魚などの料理と一緒に、主食としてそのまま食べるものとして販売されています。
ただ、日本では、夕食にはやっぱり「ごはん」を食べることが多いですよね。
ディナーロールをそのまま食べるのであれば、朝食でしょう。
ほんのり甘みのあるディナーロールは、卵料理やスープ、サラダなど洋食系の朝食によく合い、食パンのようにトースターで焼かなくてもおいしく食べられるので、忙しい朝にはぴったりです。
もちろん、パンとしてジャムやはちみつ、メープルシロップ等とも相性バッチリです。
トースターで温める場合は、ディナーロールは日本のバターロールより少し背が高いので、上面が焦げやすいことに注意してください。アルミホイルをかぶせて焼くと焦げるのを防げるし、乾燥せずにふんわりと焼きあがります。
また、ディナーロールを横半分にスライスして焼く人も多いですよ。
断面がカリっとして、そこにバターやマーガリンを乗せるとジュワッと沁み込み、また違ったおいしさを楽しめるのでオススメです。
少しの工夫でディナーロールをさらに美味しく
半分にカットしたディナーロールに好みの具をはさんだサンドイッチも人気です。
ディナーロールはパンの生地が比較的ぎゅっと詰まっていて甘みがあるので、どちらかというと、水分が多くシャキシャキした野菜中心のサンドイッチよりは、スクランブルエッグやお肉系などしっかりした味付けの具材が合うようです。
ウインナーでミニサイズのホットドッグもちょっとした軽食にいいですね。
コストコの人気商品の「プルコギビーフ」も、しっかりした甘辛の味付けなのでディナーロールと相性が良く、サニーレタスやスライスオニオンなどと一緒にサンドするのもメジャーな食べ方ですよ。
さらにディナーロールはおやつにも色々使えます。横半分にカットして、断面を上に向け、ホイップクリームとバナナ・チョコチップをトッピングしたり、ホイップ+あんこ+きなこで和風スイーツの出来上がり。
市販のシナモンシュガーとマーガリンを塗ってトースターで焼けば「シナモントースト」、板チョコとマシュマロを乗せて焼けば、アメリカの定番スイーツ「スモア」風のおやつが簡単にできてしまいます。
ディナーロールのちょっと変わったアレンジ
そのままでも美味しいディナーロールですが、なんといってこの量の多さ…。
冷凍してもやっぱり飽きてしまって、なかなか消費できない可能性もありますよね。ディナーロールを余らせてしまった時は、こんなアレンジレシピで最後までおいしくいただきましょう♪
ディナーロールをフレンチトーストに!
ディナーロールは半分または3枚にスライスし、牛乳・卵・砂糖・好みでバニラエッセンスを加えた液に漬けておき、フライパンにバターを溶かして両面を焼きます。
長く牛乳に漬け込みすぎると崩れやすくなるので、30分程度にしておきましょう。好みではちみつやメープルシロップをかけたり、フルーツを添えてどうぞ。
ディナーロールを揚げパンに!
懐かしい給食の揚げパンをディナーロールで再現してしまいましょう。
素揚げして、グラニュー糖やきなこ、ココアなど好きなものをまぶすだけ。
よく売られている揚げパンはけっこう大き目サイズで、女性やお子さんには1個食べきるのは難しいかもしれませんが、ディナーロールはそれと比べると小さめなので、作るのも食べるのも手軽ですね。
こちらもコストコのディナーロール人気アレンジの一つです。
コストコ「ディナーロール」でラスクも!
1センチくらいにスライスして、溶かしバターと砂糖を混ぜ合わせたものを塗り、トースターやオーブンで15分ほど焼くだけ。
砂糖の代わりに、おろしにんにくとパセリ・粉チーズ・黒コショウなどをバターに合わせれば、ワインやビールにぴったりのおつまみにもなります。冷凍したディナーロールをスライスする時は、凍ったままの方がきれいに切れますよ。
コストコディナーロールをパングラタンに!
黄桃の缶詰と、ディナーロールを適当な大きさに切り、グラタン皿に敷きます。
生クリームと砂糖を混ぜて回しかけ、オーブンで約20分焼きます。
寒い日に、温かい紅茶と一緒にふうふう言いながらいただくのは幸せな気分になれそうですね。
パン粉にもできちゃうディナーロール
それでも、どうしても食べきれないディナーロールが冷凍庫の中にいつまでも転がっている…
そんな時は最後の手段、思い切ってパン粉にしてしまいましょう!フードプロセッサーで、ちぎったディナーロールをある程度まで細かくしていきます。耐熱皿に広げて、レンジで1分間加熱し、取り出して軽くかきまぜ、水分を飛ばします。
これを様子を見ながら何度か繰り返し、パサパサになったら出来上がり。生パン粉のようなしっとりしたパン粉が好みなら、少し早めに加熱を止めましょう。
保存に困った際にも使える手法ですので、是非チェックしておきましょう。