・借金があるにも関わらずまた借金をする、給料を前借りして逃げるなど主人公の家は様々なことを行なっているがきつく責められることがない。風土的におおらかなのだとしても、他の住人に同じような人物がいないため、主人公の家だけが異常なように感じてしまう。正直早く打ち切りになってくれないかと思う。
ちむどんどんの演出が最悪と言われる理由:登場人物が何かズレてる
・ちむどんどんは主人公ふくめ、登場人物たちは一般的な感覚からあまりにもずれているから。朝ドラにおいて、不良な父親や兄が登場することにはうんざりするものの、主人公を不幸な生い立ちにするためにはお手軽な手法だと思うと諦めることはできる。しかし、子供をひとり東京に送って借金返済に取り組むという話だったのに誰も東京に行かず、時間が経ったり、いつまでも一家が兄に振り回されたりとおかしな点が目立っている。また、主人公も修行先で不躾にオーナーに噛みついたり、負けたらクビに同意しながらすがったりと共感も応援もできない登場人物だと思う。
・元々貧しい一家が、父賢三が亡くなりさらに生活が苦しくなってしまう。それでも少しも卑屈にならないからでしょうか。特に暢子は影が少しもないので「おしん」のようなわかりやすさがなかったような気がします。人の施しで命を繋くことに慣れた暢子の行動が鶴見に来てから本当に非常識に見えたのは、ひょっとすると脚本家と演出が狙ってやったことかもしれないと最近ようやく気が付きました。
・そんなに、都合がいいことばかり起きないし、頑張れば報われるみたいなのもずれてる。雇い主に歯向かうって何?ピンチはチャンスみたいな設定に朝からイライラする。ヒロインもばかみたい。
・個人的に主人公の母である優子さんが1番理解できません。「叱らない・子供たちの肯定しかしない」というシーンばかり、借金はどうなったのか?等の疑問も結局うやむやなままの気がします。
・お父さんがご存命の頃はまともに見えましたが、必要以上に一家で借金を重ねているところ、特に兄があちこちで借金しているのにも関わらず、母親が注意する様子もなく妹達に迷惑をかけても繰り返す。就職先の斡旋や姉陽子の両家顔合わせなど、お世話になっている善一さんの恩を裏切る事を何とも思っていないように見受けられる。見ていて心配になってしまいます。
・共感できる登場人物がほとんどなく、誰にも感情移入して視聴できません。主人公も美味しいものを食べることが大好きだというだけで、行き当たりばったりで東京に行き、何の興味もないイタリアンのお店で働くなど意味不明です。
ちむどんどんの演出が最悪と言われる理由:ご都合主義な話の展開
・1週間の話が終わったあとに、1年後のストーリーとなるところです。1年間のプロセス(体験)が無さ過ぎて、どう生活していたのかを、詳しく表現して欲しいです。3週~4週で1年間で話を進める内容で構成すれば、話としての重みが出ると思っています。
・主人公が沖縄から東京へ来ますが、昔沖縄で親しかった人達と出会います。その出会い方が、現実には無いだろうなという感じがしました。そんなに上手く出会えたり現実にはしないのではと思います。しかし、お話全体では面白く毎朝テレビを見ています。
・幼少時代も、青年時代も、大人時代も、それぞれ借金問題があったはずなのに、それはもう無くなったことになって普通にストーリーが進んでいるのに違和感が感じてます。また話の展開もパッパッという速いテンポで、いい時もあるが、一気に終わったり、落ち込んだと思ったら一気に出産終了と強引だと感じます。
・お金を工面してくれて便宜をはかってくれる叔父が悪者のように描かれているのが納得がいかない。家族のだれもが好き勝手をやって自分の生きたいように生きていて、とても普通の貧乏人が真似できることではない。
・料理対決でやんばるそばの出汁がこぼれたときにナポリタンに切り替えたが、どこからケチャップが入手できたのかが不思議。兄が借金をつくりまくったり、姉がお金持ちの人ではなく普通の人と結婚したり、お母さんがどこか抜けていたり、歌子が病気がちだったり、常に貧乏になる設定になっている。
・一度決やると決めたことを、やっぱりやめたとする場面が多いから。のぶこが東京に行くと決めたのにいかなかったこと、高校卒業後の進路もころころかえたこと、他にもちょこちょこ気になるところはある。結構周りの人に迷惑をかけていると言う。
・登場人物の出会いや展開が、テレビとはいえ偶然にしては都合良く出来すぎていると見ていて感じてしまう。もう少し設定に前振りがあっても良いと感じます。偶然の出会いの場面での驚きや感動をもう少しリアリティを出してほしい
・暢子らの極貧の子供時代に父親が亡くなり借金まみれの中どう子供を育てるのかと思えばあっという間に月日を流してみたり、ツテもない東京へ暢子が行ったと思えばサクサクと仕事も家も決まったりと展開にリアリティがない。
・場当たり的な展開ばかりでなんとか話を成立させようとしているのが見えてしまう。無理やりな流ればかりでそうはならないだろうとツッコミながら見てしまいます。また主人公が無知すぎるのも見てて耐えられないです。
・主人公一家が借金にルーズな所に嫌悪感がありましたが、主人公が料理店で働いているのに髪をまとめておらず、あり得ない程失礼な態度を取っているにも関わらず周囲の評価が高いというご都合主義に見ていてうんざりしました。
・とにかく主人公に困った事が起きても、すぐ誰かが助けてくれたりしています。幼なじみが偶然なのか同じ料理屋さんの所に下宿したり、東京に出てきて困っていてもすぐ沖縄県にゆかりのある人に出会えて助けてもらっています。現実的ではな感じがします。
・ピンチがどんどん発生しますが、うまく切り抜けることが多い印象です。サクセスストーリーでないと、朝から見る人が悲しいだけになってしまうので、都合のよい展開にするしかないのだとも考えます。ただし、上白石萌歌さん演じる比嘉歌子はそれに対比するように、地味で大きな成功を得られないように設定されているのかとも感じます。